原始時代、人類は日の出とともに活動し、日の入りとともに就寝していました。そして睡眠によって、日中活動して傷ついた体を修復し次の日に備えていたのです。
現代はどうでしょうか?電気によって夜でも光がある状態です。睡眠障害や生殖機能低下も睡眠の質の低下が一因ともいわれています。
(この記事は、『老後は40代で決まる 接骨院の院長がこっそり教える健康「骨」習慣に収録されています。)
この記事を書いている人
柔道整復師
鈴木 悟(おむすび先生)
むすび接骨院 鈴木 悟 院長 著
『老後は40代で決まる-接骨院の院長がこっそり教える健康「骨」習慣-』
寝返りを打たないと、肩や腕が上がらなくなる?
スマホ、タブレット、パソコンを操作する事で、これらの画面から出ている光に目が曝露されます。寝る前にこの光が目に入ると睡眠が阻害されてしまいます。
元来、人間は日の出の光を浴びて体内時計がリセットされ、活動しやすい状態になります。反対に日の入りと共に、睡眠で体の修復するための準備をするようにできています。
このシステムが寝る前のスマホの光によってバランスをくずして良質な睡眠をさまたげてしまうのです。これが、朝に疲れが取れていない要因になります。
もう一つ、睡眠で疲れが取れない要因として考えられるのが、「寝返り」が打てていないことです。
子供の頃、ごろごろと寝返りをして朝になると天と地が逆転していたりしていた、なんてご記憶はないでしょうか?
寝返りは、体の下の血液が鬱血するのを防ぐ為と言われています。
だから、寝たきりになると体の下が鬱血し床ずれができてしまう事があります。
介護士さんや看護師さんがついていてくれる場合は、時間ごとに体位変換し床ずれを防いでくれますね。
40代を過ぎると段々と体が硬くなり、子供の時のような寝返りができなくなっていないでしょうか?
その結果、いつも左右どちらかの肩を下に寝ていると肩が前に巻き込み、肩や腕が挙がらなくなってしまうことがあります。
また、起床時に体が固まって血行不良を起こし様々な症状や痛み、痺れが出やすくなることもあります。
それらの症状は少し動き始めると、自然と緩解していきます。 ですから起床時に急激な動きを無理にするのは、かえって危険です。動く前に布団の中で手や足の指を少しずつ動かすようにしましょう。
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